
プロトレーダーの人たちはどんな風にメンタルコントロールしてるのかしら?
FXを始めたての初心者トレーダーや、勝ったり負けたりを繰り返しているトレーダーは、
トレードで長期的に安定した利益を上げ続ける上級者の凄腕プロトレーダーが、
普段どのようにして自分のメンタルをコントロールしてトレードと向き合っているのか
気になっているかと思います。
FXで利益を出し続けるには、自分自身の内面と深く向き合い、
メンタルを鍛え上げることが最重要事項となります。
小手先のトレードテクニックを身につけることとは重要度が異なります。
そこで今回はFXで勝ち続けるプロトレーダーのメンタルコントロールの術の全容を
解明していきます!
プロトレーダーのメンタルコントロール

それでは早速プロトレーダーがどのように己のメンタルをコントロールしているのか
解説していきます!
気になるわね!
1:勝率を意識しない
プロトレーダーはトレードの勝率よりもリスクリワードレシオの値を意識しています。
リスクリワードレシオとは損益比率のことで、
勝ちトレードの平均利益を負けトレードの平均損失で割ることで表される値のことです。
勝ちトレードの平均利益と負けトレードの平均損失が同じ値であればリスクリワーレドレシオの値は1になり、1より高くなれば、トータルで利益が出ている状態ということになります。
プロトレーダーは勝率90%を目指すのではなく、
勝率50%でもいいのでリスクリワードレシオの値を1より高くすることを意識しています。
その結果、目先の勝率を気にすることなく、正しい資金管理能力を身につけ、
適切な頻度とタイミングでトレードにのぞむことができるようになります。
トレードの勝率ばかりに気を取られると、1回の大きな負けで、
勝率が高くてもトータルではマイナスの状態になりかねないので気をつけましょう。
2:長期的な視点を持っている
FXで結果を出しているプロトレーダーは必ず長期的な視点でトレードの全体像を見ています。
短期的なトレードの損益より、
日々のトレードの積み重ねで得られる体系的な知識やスキルの習得に重点を置いています。
長期的な視点を持ち合わせれば、すぐにお金を稼ぐ必要がないので、
自らが課したトレードルールの遵守につながり、1つ1つのトレードのプレッシャーも小さくなるので、
結果として、パフォーマンスも向上しやすくなります。
目先の結果だけを見てたらトレードの腕は磨かれない訳ね。
3:トレード前の万全な事前準備をしている
プロトレーダーは、トレード前に入念な事前準備を行っています。
事前準備とはトレード戦略の計画を練るだけでなく、
心も体も常にベストな状態に保つようにしていることも含まれます。
事前準備を完璧にしておくことで余裕が生まれ、ぶれないトレードスタイルの軸を持つことができるので、
市場の急な変化にも臨機応変に対応することができて、
トレードの結果にも良い影響を及ぼすことができるのです。
4:負けを受け入れる器の大きさを持っている
プロトレーダーは負けを受け入れるのが上手です。
FXではどんなに完璧にトレードをしていても相場の状況等で損失が出てしまうケースが起こります。
その際に、素直に負けを認めることで損失からリカバリーできる修正能力を身につけることができます。
トレードルールに忠実に従って、損失額が小さいうちにしっかりと損切りをすることで、
ストレスを溜めることなく、新たなトレードに集中することができます。
5:1人で抱え込まない
プロトレーダーはトレードの悩みを1人で抱え込まない器用さを持ち合わせています。
FXは基本的にチームではなく自分1人で誰ともコミュニケーションを取らず、
チャート画面とにらめっこしながら行うものなので孤独感を抱きやすいです。
また、日々のトレードでは精神を消耗してストレスを抱えやすくなっていることでしょう。
そこで、トレードの悩みや課題を他のトレーダーと共有することで、
孤独感とストレスを和らげ、精神的に強くなることができます。
6:イライラしたらトレードをやめる
プロトレーダーはイライラするなど感情が高ぶってくるとトレードを潔くやめるマインドを持っています。
感情的にトレードをすると百害あって一利なしということを今までの豊富な経験から熟知しているのです。
たとえば、損切りをした直後に値が回復しだしたら、損切りしたことを後悔し、
平常心を保っていられなくなる経験はトレーダーであれば身に覚えがあると思います。
プロトレーダーはそのような平常心ではない状態で感情に任せて投げやりにトレードを再開するのではなく、
一旦、トレードをやめて休憩をはさみ、精神がリセットした状態になってから、
改めてトレードを再開するようにしています。
7:勝っても慢心しない
プロトレーダーはトレードで利益を出しても慢心せずに勉強を怠りません。
慢心してトレードの勉強をしなくなると、うまくいかなくなることに気づいているからです。
マーケットは常に変化し続けるので、
それに合わせてトレード戦略も柔軟に変化させていかなくてはいけません。
勝ってもおごらない謙虚さが大切ね!
8:メンタルを最高の状態に保つためにこまめに休憩を取る
プロトレーダーは、メンタルをベストな状態にするために休憩を取ることの重要さをよく理解しています。
心身が疲労している状態でトレードすることは、トレーダーが思っている以上に大きなリスクを伴います。
人間は疲労状態だと脳が正常な判断を下せなくなり、
正しいタイミングで損切りができなくなったり、無理のあるポジジョンを建てたりといった具合に、
大きな損失を出す可能性のある行動を無意識にとってしまうのです。
特に睡眠不足でトレードするのはもってのほかです。
睡眠は十分に取るようにしましょう。
9:すぐに結果が出なくてもブレずに継続している
FXのマーケットはそのときの世界情勢などの不可抗力に左右されやすいので、チャート分析をしっかり行い、綿密にトレード戦略を練って、しっかりとメンタルが万全な状態でトレードに臨んだとしても、
どうしてもなかなか思うような結果が得られない時期が続くことがあります。
その際、すぐに利益が出ないからと簡単に諦めるのではなく、
日々のトレードの勉強や、メンタルケアを怠らなければ、
多少時間がかかったとしてもいずれ結果はついてくることでしょう。
困難に直面したときでも勉強やメンタルケアを継続できるかどうかが、
プロトレーダーと一般トレーダーの分かれ道になります。
10:自分のトレードスキルに自信を持っている
プロトレーダーはほぼ例外なく、自分のトレードスキルに自信を持っている人たちの集まりです。
ここで注意してほしいのが「自信」と「過信」は違うということです。
自分を過信して勝てる根拠のない戦略で挑んでも利益を上げ続けるのは難しいでしょう。
日々、チャート分析や世界経済の勉強を怠らず、
相当な実戦経験を積まないと自分のトレードの腕に自信を持つことはできません。
自分のトレードスキルに自信があれば正しいタイミングでポジションを建てたり、決済ができたりして、
安定して利益を生み出していくことができるでしょう。
プロトレーダーのメンタルコントロールからあなたが実践すること

ここまでプロトレーダーが身につけている、
メンタルコントロールの術を説明してきましたが、
ここで、あなたの日常のトレードにすぐに取り入れられる、
具体的なメンタルコントロールのコツを特別に伝授します!
それは頼もしいわね!
損をしたときにトレード日誌をつける
FXのトレードで損をしてしまったときに、その時の自分の感情や考えを文章に表わしてみましょう。
媒体はメモ用紙でもノートでもパソコンのメモ機能でも何でも構いません。
損をしたときの感情を文章にして具現化することで、モヤモヤやストレスを吐き出すことができて、
頭の中が整理されます。
また、後日、その文章を見返すことで、損をしたときの自分のメンタルを客観的に俯瞰することができ、
冷静にトレードを分析する手助けになります。
その結果、自分のトレード戦略や損切りルールをしっかり守ることに繋がり、
損をしたときの正しい立ち振る舞い方を身につけられ、
メンタルを正しくコントロールすることに多いに役立つでしょう。
まとめ

結果を出し続けるプロトレーダーはさまざまなメンタルコントロールを己に課せていることがお分かりいただけたと思います。
あなたもメンタルコントロールをマスターして精神力を鍛え上げ、
少しの負けには動じない最強のプロトレーダーを目指しましょう。