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エントリータイミングと決済タイミングどちらが重要?

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FXトレードのエントリータイミングと決済タイミングはどちらが重要なんだろう?

FXトレーダーの皆さんなら誰もが1度や2度は考えたことのあるテーマなのではないでしょうか?

エントリータイミングを間違えれば、利益を得られていたはずの値動きで損をしてしまったり…

一方、決済タイミングを間違えれば、損失が想定以上に膨れ上がったり、
逆に、獲得した利益が思ったほど伸びなかったり…

エントリータイミングも決済タイミングもトレードで利益を出すためにはどちらも重要な気がしますが、
果たして、両者の重要性に優劣はあるのでしょうか?

この記事ではトレーダーにとって死活問題になり得る、
エントリータイミングと決済タイミングのどちらが重要かについて、
根拠と合わせて解説していきます!

待ってました!

結論:エントリータイミングより決済タイミングの方が重要!

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いきなり結論から言ってしまいますと、
エントリータイミングより決済タイミングの方がより重要です!

なんだって~!?

エントリータイミングを気にするトレーダーは初心者、上級者問わず多く存在します。

しかし、逆に決済タイミングを重視しているトレーダーは非常に少ないです。

トレードで安定して勝ち続けているプロトレーダーと、
利益を出せていない9割方の一般トレーダーの違いは、
まさに、決済タイミングに対する意識の差にあります。

FXで利益を出せていないほとんどのトレーダーはエントリータイミングに意識を向けすぎるがゆえに、
決済タイミングの分析に費やす時間が少なくなっています。

もっと言うと、エントリーしてポジションを持つ前に、
あらかじめ決済タイミングを決めておくことが非常に重要です。

決済タイミングとは具体的には

  • 利確のタイミング
  • 損切りのタイミング

のこの2つになります。

エントリーして実際にポジションを持つとトレーダーはチャート画面を凝視することになるため、
冷静な判断を下しにくくなります。

これは人間の性質上やむを得ないことです。

トレーダーにはプロスペクト理論という人間の意思決定に関する性質が働きます。

FXにおけるプロスペクト理論とは、
「不確実な状況に直面した際に、利益はできるだけ早く確定したがり、
損はできるだけ最小限に抑えてすべて回避したい」

という人間の行動心理の原則のことです。

トレーダーにプロスペクト理論が働くと、利確を焦って、トレンドの途中でポジション決済をしてしまい、
利益を最大化することができません。

また、含み損が出ている場面では、損失をできるだけゼロに近づけようと、損切りを遅らせてしまい、
結果として損失が最大化してしまいます。

人間は不合理な意思決定をしてしまいがちな生き物なのです。

ここで、ある3人のトレーダーのトレード結果を見て、
決済タイミングの違いがトレード結果にどのような差を生み出すのか見てみましょう

あるところに株吉、為太郎、研一郎という3人のトレーダーがいました。

3人のトレードスタイルは以下の通りです。

  • 株吉 目の前の値動きに翻弄されて利確を焦るクセがある。
  • 為太郎 レバレッジを高く設定しているため、少しの値下がりでもロスカット(強制決済)されがち。
  • 研一郎 常に冷静にチャートを分析し、トレンドを読んで的確なタイミングで決済できる。

  条件は3人のトレーダーともまったく同じで、米ドルと日本円のトレードとします。
  1ドル100円のときのマーケットに「買い」でエントリーして、
  その後、米ドルはエントリー直後に1度、1ドル98円まで値下がりして、
  その後、ゆっくりと上昇に転じ、最終的に1ドル110円まで値上がりしたと仮定します。

まったく同じ値動きの条件で、同じタイミングで「買い」でエントリーした3人のトレーダーが、
決済タイミングの違いでどれくらい損益に差が出るのか注意深く見てみましょう。

  ※話をわかりやすくするために数値は単純化しています。

利確を焦った株吉トレーダーの場合

1ドル100円のときにエントリーして、一瞬98円まで下がって焦ったけど、
その後、また上昇してくれて1ドル102円のときに、
「含み益も出てて、また値下がり始めたらせっかくの利益がなくなっちゃうし、
もうこれ以上は上がらなそうだし、早く利益を確定させたい!」
と思って利確の決済をしたんだ。
そしたら、その後、さらに上がっていって1ドル110円までいったのよ。
利確決済のタイミングをもう少し我慢して遅らせていればめちゃめちゃ儲かったのに…
ちょっと残念…

株吉トレーダーの損益:決済時102円ーエントリー時100円=+2円

レバレッジが高くてロスカットされがちな為太郎トレーダーの場合

エントリーしてすぐに1ドル100円から98円まで下がって、
そこでストップロスされちゃったよ。
レバレッジを高く設定しすぎてたからかな…
そのあと値が上昇して1ドル110円まで上がるのを指をくわえて見てるしかなかったね。

為太郎トレーダーの損益:決済時98円ーエントリー時100円=-2円

的確なタイミングで決済できる研一郎トレーダーの場合

エントリーしてから値が1ドル100円から98円に下がったときも、
その後、上昇トレンドになって値が上昇することを信じていたので、
焦りはありませんでした。
そして予想通り、相場がゆるやかな上昇トレンドになりました。
上昇トレンドの終点を移動平均線であらかじめ分析していたので、
トレンドの途中で利確を早まることもなく、我慢強く待って、
最終的にトレンドの終了地点の山で決済できたので利益を最大化することに成功しました。

研一郎トレーダーの損益:決済時110円ーエントリー時100円=+10円

このように3人のトレーダーは同じ相場の同じタイミングで「買い」のエントリーを行ったにも関わらず、
決済タイミングの違いで、最終的なトレードの損益には大きな差が生まれることになりました。

このことから、決済タイミングの重要さが理解できると思います。

決済タイミングを向上させる方法

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決済タイミングがめちゃめちゃ重要なのはわかったけど、
どうやったら決済タイミングがうまくなるの?

では、ここからは決済タイミングの上達のコツを解説していきますね!

トレードスタイルを決めよう!

FXのトレードには

  • スキャルピング
  • デイトレード
  • スイングトレード

などさまざまな種類のトレードスタイルがあります。

スキャルピングは、数秒から数分単位のごく短い時間で売買を繰り返して、
小さな利益を積み重ねることを狙いとしたトレードスタイルです。

デイトレードは、スキャルピングより長い時間ポジションを保有しますが、
ポジションを保有したその日のうちに決済まで完了させる、1日で完結するトレードスタイルです。

スイングトレードは、数日から数週間程度の比較的長い期間ポジションを保有し続け、
少ないトレード回数でじっくり大きな利益を狙うトレードスタイルです。

各トレードスタイルごとに決済のタイミングが大きく異なるので、
先に自分に合ったトレードスタイルを決めてしまえば、
自然に決済タイミングもそのトレードスタイルのルールに従って決まることになります。

過去のトレードの決済タイミングを分析する

決済タイミングを向上させる方法として、
過去の自分のトレードの決済タイミングを分析することが王道としてあげられます。

トレードごとにエントリータイミングと決済したタイミングをメモしておいて、
全トレードが終了した1日の終わりや、次回のトレード日の初めに、
数分間でも良いのでエントリータイミングと決済タイミングを見直す習慣をつけましょう。

過去のエントリータイミングや決済タイミングを見直す習慣をつけることで、
タイミングの誤りを発見することができ、適切なタイミングへの修正につながり、
トレード結果を向上させることができるでしょう。

まとめ

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エントリータイミングはもちろん重要ですが、
それ以上に決済タイミングが重要であることがご理解いただけましたでしょうか?

決済タイミングの違い1つでトレード結果に大きな差が出てしまうので、
適切なタイミングで決済できる能力を高めていきましょう。